1. [誤り]関節リウマチは自己免疫疾患であり、自己の免疫系が関節滑膜を主な標的として攻撃し慢性炎症を引き起こす。リウマトイド因子(RF)や抗CCP抗体などの自己抗体が産生される。この自己免疫機序により関節破壊が進行する。
2. [正解]血中コレステロール値の上昇は関節リウマチの特徴的所見ではない。関節リウマチでは関節滑膜炎と全身性炎症が主体で、脂質代謝異常は直接的には関連しない。血液検査ではリウマトイド因子陽性、CRP上昇、赤沈亢進、貧血が特徴的である。
3. [誤り]悪性関節リウマチでは血管炎を伴い、レイノー現象(寒冷刺激やストレスで手指が白色→暗紫色→紅潮と変色する発作)がみられることがある。血管炎による細小血管の攣縮が原因である。ただし典型的な関節リウマチではレイノー現象は診断基準に含まれない。
4. [誤り]関節リウマチでは慢性炎症に伴うヘプシジン上昇により鉄利用障害が生じ、正球性正色素性貧血(慢性炎症性貧血)が高頻度でみられる。炎症性サイトカインによる赤血球産生抑制も貧血の原因となる。