第12章 リウマチ性疾患・膠原病 / A. リウマチ性疾患
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Question
問題 1203 慢性関節リウマチで誤っているのはどれか。
  1. 1自己免疫性疾患である。不正解
  2. 2血中コレステロール値が上昇する。正解!
  3. 3レイノー現象がある。不正解
  4. 4貧血がみられる。不正解
Explanation
解説
1. [誤り]関節リウマチは自己免疫疾患であり、自己の免疫系が関節滑膜を主な標的として攻撃し慢性炎症を引き起こす。リウマトイド因子(RF)や抗CCP抗体などの自己抗体が産生される。この自己免疫機序により関節破壊が進行する。
2. [正解]血中コレステロール値の上昇は関節リウマチの特徴的所見ではない。関節リウマチでは関節滑膜炎と全身性炎症が主体で、脂質代謝異常は直接的には関連しない。血液検査ではリウマトイド因子陽性、CRP上昇、赤沈亢進、貧血が特徴的である。
3. [誤り]悪性関節リウマチでは血管炎を伴い、レイノー現象(寒冷刺激やストレスで手指が白色→暗紫色→紅潮と変色する発作)がみられることがある。血管炎による細小血管の攣縮が原因である。ただし典型的な関節リウマチではレイノー現象は診断基準に含まれない。
4. [誤り]関節リウマチでは慢性炎症に伴うヘプシジン上昇により鉄利用障害が生じ、正球性正色素性貧血(慢性炎症性貧血)が高頻度でみられる。炎症性サイトカインによる赤血球産生抑制も貧血の原因となる。
Key Points
ポイント
  • 関節リウマチの血液検査所見としては、リウマトイド因子陽性、抗CCP抗体陽性、CRP上昇、赤沈亢進、慢性炎症性貧血が特徴的であり、コレステロール値上昇は関連しない
  • 自己免疫機序による関節滑膜炎を主体とし、関節外症状として血管炎(悪性RA)、皮下結節、間質性肺炎などを呈する
  • レイノー現象は強皮症に特徴的だが、血管炎を伴う悪性関節リウマチでも出現しうる
  • 重要用語: 関節リウマチ, 自己免疫疾患, リウマトイド因子, レイノー現象, 慢性炎症性貧血 を正確に理解しておくこと。
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