第11章 神経疾患 / J. 神経痛
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Question
問題 1187 「40歳の女性。最近右顔面に発作性の激痛がある。痛みは右眼瞼から右頬部および上歯に放散する。」この症状から考えられる罹患神経はどれか。
  1. 1大後頭神経不正解
  2. 2動眼神経不正解
  3. 3三叉神経正解!
  4. 4顔面神経不正解
Explanation
解説
1. [誤り]大後頭神経は第2頸神経の後枝であり、後頭部の知覚を支配する。 後頭部の痛みが特徴であり、眼瞼〜頬部〜上歯の痛みは支配領域が異なるため該当しない。
2. [誤り]動眼神経(第III脳神経)は眼球運動と上眼瞼挙筋を支配する運動神経であり、顔面の発作性激痛の原因とはならない。 動眼神経障害では眼瞼下垂・瞳孔散大・眼球運動障害がみられるが、痛みは主症状ではない。
3. [正解]右眼瞼から右頬部・上歯に放散する発作性の激痛は三叉神経痛の典型的な症状である。 痛みの分布は三叉神経の第2枝(上顎神経)の支配領域に一致する。40歳以降の発症でやや女性に多い点も三叉神経痛の疫学に合致する。 三叉神経痛では咀嚼・洗顔・髭剃りなどの動作がトリガーとなり発作が誘発される。
4. [誤り]顔面神経(第VII脳神経)は主に表情筋を支配する運動神経であり、顔面の発作性激痛の原因とはならない。 顔面神経麻痺では運動障害(閉眼困難・口角下垂など)がみられるが、感覚性の激痛は起こさない。
Key Points
ポイント
  • 眼瞼〜頬部〜上歯への発作性激痛は三叉神経第2枝(上顎神経)痛を示唆する典型的なパターンである。
  • 三叉神経は知覚神経が主体であり顔面の痛みに関与するが、顔面神経は運動神経が主体であり痛みには関与しない。
  • 重要用語: 三叉神経痛, 第2枝(上顎神経), 発作性激痛, 顔面の知覚 を正確に理解しておくこと。
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