1. [誤り]大後頭神経は第2頸神経の後枝であり、後頭部の知覚を支配する。
後頭部の痛みが特徴であり、眼瞼〜頬部〜上歯の痛みは支配領域が異なるため該当しない。
2. [誤り]動眼神経(第III脳神経)は眼球運動と上眼瞼挙筋を支配する運動神経であり、顔面の発作性激痛の原因とはならない。
動眼神経障害では眼瞼下垂・瞳孔散大・眼球運動障害がみられるが、痛みは主症状ではない。
3. [正解]右眼瞼から右頬部・上歯に放散する発作性の激痛は三叉神経痛の典型的な症状である。
痛みの分布は三叉神経の第2枝(上顎神経)の支配領域に一致する。40歳以降の発症でやや女性に多い点も三叉神経痛の疫学に合致する。
三叉神経痛では咀嚼・洗顔・髭剃りなどの動作がトリガーとなり発作が誘発される。
4. [誤り]顔面神経(第VII脳神経)は主に表情筋を支配する運動神経であり、顔面の発作性激痛の原因とはならない。
顔面神経麻痺では運動障害(閉眼困難・口角下垂など)がみられるが、感覚性の激痛は起こさない。