第11章 神経疾患 / J. 神経痛
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Question
問題 1188 「40歳の女性。最近右顔面に発作性の激痛がある。痛みは右眼瞼から右頬部および上歯に放散する。」この患者に行われる治療として適切でないのはどれか。
  1. 1鎮静剤投与不正解
  2. 2電気療法不正解
  3. 3神経ブロック不正解
  4. 4抜歯正解!
Explanation
解説
1. [誤り]三叉神経痛の第一選択治療はカルバマゼピン(テグレトール)などの薬物投与であり、適切な治療である。 カルバマゼピンは神経の興奮を抑制し、発作性の電撃痛を緩和する効果がある。
2. [誤り]経皮的電気神経刺激(TENS)などの電気療法は三叉神経痛の補助的治療として行われることがあり、適切な治療法である。 疼痛緩和の一手段として用いられる。
3. [誤り]三叉神経ブロック(三叉神経節ブロック)は薬物療法に抵抗する場合の治療選択肢であり、適切な治療法である。 アルコール注入や電気凝固による方法がある。微小血管減圧術(ジャネッタ手術)も根治的治療として行われる。
4. [正解]上歯への放散痛は三叉神経第2枝(上顎神経)の神経痛による症状であり、歯そのものの疾患ではない。 したがって抜歯は本疾患の適切な治療とはならず、むしろ不必要な侵襲を加えることになる。 三叉神経痛では歯痛と誤診されて不要な抜歯が行われることがあり、注意が必要である。
Key Points
ポイント
  • 三叉神経痛による上歯への放散痛は歯の疾患ではないため、抜歯は不適切である。三叉神経痛と歯痛の鑑別は臨床上重要である。
  • 三叉神経痛の治療はカルバマゼピン投与→神経ブロック→微小血管減圧術の順に行われる。
  • 重要用語: 三叉神経痛, 上歯への放散痛, 抜歯は不適切, カルバマゼピン, 神経ブロック を正確に理解しておくこと。
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