1. [誤り]変形性関節症は運動開始時痛(起動時痛)や荷重時痛が特徴であり、安静時には痛みが軽減する。
安静時痛が著明な場合は関節リウマチや化膿性関節炎など他の疾患を疑う必要がある。
2. [誤り]坐骨神経痛は末梢神経の障害であり、腱反射は低下または消失する。
腱反射亢進は上位運動ニューロン障害(錐体路障害)の所見であり、末梢神経障害である坐骨神経痛では逆方向の変化を示す。
3. [正解]脊柱管狭窄症では脊柱管の狭窄により馬尾神経や神経根が圧迫され、歩行時に下肢痛やしびれが出現し、休息すると改善する間欠性跛行が特徴的にみられる。
前屈位をとると脊柱管が拡大し症状が改善するのも本疾患の特徴であり、自転車は楽に乗れる(前屈位)が歩行は困難になる。
50〜60代以降の高齢者に多い。
4. [誤り]胸髄損傷では損傷部位以下の両下肢の対麻痺(paraplegia)を呈し、四肢麻痺にはならない。
四肢麻痺(quadriplegia)は頸髄損傷で生じる所見であり、胸髄損傷とは異なる。