第11章 神経疾患 / J. 神経痛
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Question
問題 1178 疾患と治療法との組合せで誤っているのはどれか。
  1. 1癌性疼痛 - クモ膜下フェノールブロック不正解
  2. 2坐骨神経痛 - 星状神経節ブロック正解!
  3. 3五十肩 - 肩甲上神経ブロック不正解
  4. 4三叉神経痛 - 上顎神経ブロック不正解
Explanation
解説
1. [誤り]癌性疼痛に対するクモ膜下フェノールブロックは、フェノールにより神経を化学的に破壊(神経破壊術)して難治性の疼痛を緩和する治療法である。 終末期の激しい癌性疼痛に対して有効な方法であり、正しい組合せである。
2. [正解]坐骨神経痛に対して星状神経節ブロックは適応ではない。星状神経節は頸部の交感神経節であり、ブロックにより頭頸部・上肢の血流改善や疼痛緩和に有効であるが、腰下肢の坐骨神経痛には効果がない。 坐骨神経痛には硬膜外ブロック、仙骨部硬膜外ブロック、坐骨神経ブロックなどが適応となる。
3. [誤り]五十肩(肩関節周囲炎)に対する肩甲上神経ブロックは有効な治療法である。 肩甲上神経は肩関節の知覚の約70%を支配しており、ブロックにより効果的な除痛と可動域改善が期待できる。正しい組合せである。
4. [誤り]三叉神経痛の第2枝(上顎神経)痛に対しては上顎神経ブロックが適応となる。 テグレトール(カルバマゼピン)による薬物療法が無効な場合に選択される治療法であり、正しい組合せである。
Key Points
ポイント
  • 星状神経節ブロックは頭頸部・上肢の疾患(顔面神経麻痺・帯状疱疹後神経痛・CRPS・突発性難聴など)に適応があり、腰下肢の坐骨神経痛には用いない。
  • 坐骨神経痛には硬膜外ブロックが適応であり、星状神経節ブロックとの適応の違いを整理する。
  • 重要用語: 星状神経節ブロック, 坐骨神経痛, 硬膜外ブロック, 肩甲上神経ブロック を正確に理解しておくこと。
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