第11章 神経疾患 / I. 末梢神経性疾患
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Question
問題 1161 フローマン徴候がみられるのはどれか。
  1. 1正中神経麻痺不正解
  2. 2腋窩神経麻痺不正解
  3. 3橈骨神経麻痺不正解
  4. 4尺骨神経麻痺正解!
Explanation
解説
1. [誤り]正中神経麻痺では母指対立運動の障害により猿手を呈する。 手根管症候群による正中神経麻痺ではティネル徴候やファーレンテストが陽性となるが、フローマン徴候はみられない。
2. [誤り]腋窩神経は三角筋を支配しており、麻痺すると肩関節の外転障害がみられる。 腋窩神経麻痺は上腕骨外科頸骨折や肩関節脱臼に合併するが、フローマン徴候とは無関係である。
3. [誤り]橈骨神経麻痺では手関節の背屈および手指のMP関節伸展が不能となり、下垂手を呈する。 橈骨神経は上腕骨骨幹部骨折に合併しやすいが、フローマン徴候はみられない。
4. [正解]フローマン徴候は尺骨神経麻痺に特徴的な検査所見である。 尺骨神経麻痺により母指内転筋が障害されるため、紙を母指と示指で挟む際に母指のIP関節が代償的に屈曲する現象がみられる。 尺骨神経麻痺ではフローマン徴候のほかに鷲手変形もみられ、肘部管症候群が代表的な原因疾患である。 | 神経麻痺 | 特徴的所見 | 代表的原因 | |:---|:---|:---| | 尺骨神経麻痺 | 鷲手・フローマン徴候 | 肘部管症候群・外顆骨折後の外反肘 | | 正中神経麻痺 | 猿手・ティネル徴候 | 手根管症候群 | | 橈骨神経麻痺 | 下垂手 | 上腕骨骨幹部骨折 | <p style="font-size:0.8em; color:#888; text-align:center; margin-top:0.3em;">表: 上肢の主な神経麻痺と特徴的所見</p>
Key Points
ポイント
  • フローマン徴候は尺骨神経麻痺の検査法であり、母指内転筋の麻痺を反映する。
  • 上肢の神経麻痺と変形の対応: 尺骨神経→鷲手・フローマン徴候、正中神経→猿手、橈骨神経→下垂手を確実に覚える。
  • 重要用語: フローマン徴候, 尺骨神経麻痺, 母指内転筋, 鷲手, 肘部管症候群 を正確に理解しておくこと。
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