第11章 神経疾患 / I. 末梢神経性疾患
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Question
問題 1159 末梢性顔面神経麻痺に有効な神経ブロックはどれか。
  1. 1顔面神経ブロック不正解
  2. 2上顎神経ブロック不正解
  3. 3浅頸神経ブロック不正解
  4. 4星状神経節ブロック正解!
Explanation
解説
1. [誤り]顔面神経自体をブロックすることは末梢性顔面神経麻痺の治療としては行われない。 顔面神経ブロックはむしろ片側顔面けいれんの治療(ボツリヌス毒素注射)で用いられる概念であり、麻痺の治療とは逆の目的である。
2. [誤り]上顎神経ブロックは三叉神経第2枝(上顎神経)の神経痛に対する疼痛治療として行われるものであり、顔面神経麻痺の治療には用いない。 三叉神経ブロックは三叉神経痛の治療手段である。
3. [誤り]浅頸神経ブロックは頸神経叢の知覚枝をブロックするもので、頸部の疼痛緩和に用いられる。 顔面神経麻痺の治療としては適応がない。
4. [正解]末梢性顔面神経麻痺(ベル麻痺)には星状神経節ブロックが有効である。 星状神経節は下頸神経節と第1胸神経節が融合した交感神経節であり、これをブロック(交感神経遮断)することで頭頸部の血管が拡張し、顔面の血流改善・顔面神経管内の浮腫軽減が期待できる。 ステロイド投与と併用して早期から行われることが多い。
Key Points
ポイント
  • 末梢性顔面神経麻痺の治療には星状神経節ブロック(交感神経遮断による血流改善)が有効である。
  • 星状神経節ブロックの適応は顔面神経麻痺のほか、帯状疱疹後神経痛・突発性難聴・CRPS(上肢)など多岐にわたる。
  • 重要用語: 星状神経節ブロック, 交感神経遮断, 血流改善, ベル麻痺の治療 を正確に理解しておくこと。
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