第11章 神経疾患 / I. 末梢神経性疾患
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Question
問題 1157 突発性難聴で正しい記述はどれか。
  1. 1若年者に多い。不正解
  2. 2めまいはない。不正解
  3. 3顔面神経麻痺を伴う。不正解
  4. 4感音性難聴である。正解!
Explanation
解説
1. [誤り]突発性難聴は40〜60歳代に好発する疾患であり、若年者に特に多いわけではない。 中年以降に突然一側の難聴で発症するのが典型的なパターンである。
2. [誤り]突発性難聴では約30〜50%の症例でめまいを伴うことがあり、「めまいはない」は誤りである。 めまいを伴う症例は予後がやや不良とされている。
3. [誤り]突発性難聴では顔面神経麻痺を伴わない。難聴に顔面神経麻痺を伴う場合はラムゼイハント症候群(水痘・帯状疱疹ウイルスによる膝神経節炎)を疑う。 ラムゼイハント症候群では外耳道・耳介の疱疹+顔面神経麻痺+難聴が三主徴である。
4. [正解]突発性難聴は内耳(蝸牛)の障害による感音性難聴である。 原因不明であるが、内耳の循環障害やウイルス感染が推定されている。伝音性難聴(中耳炎・耳硬化症など)とは異なり、骨導・気導ともに聴力が低下する。 治療は早期のステロイド投与が基本であり、発症後できるだけ早く(2週間以内に)治療を開始することが重要である。
Key Points
ポイント
  • 突発性難聴は原因不明の急性感音性難聴で、40〜60歳代に好発し、多くは片側性で突然発症する。
  • めまいを伴うことがあるが顔面神経麻痺は伴わない。難聴+顔面神経麻痺はラムゼイハント症候群を示唆する。
  • 重要用語: 突発性難聴, 感音性難聴, ステロイド早期投与, ラムゼイハント症候群との鑑別 を正確に理解しておくこと。
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