1. [誤り]突発性難聴は40〜60歳代に好発する疾患であり、若年者に特に多いわけではない。
中年以降に突然一側の難聴で発症するのが典型的なパターンである。
2. [誤り]突発性難聴では約30〜50%の症例でめまいを伴うことがあり、「めまいはない」は誤りである。
めまいを伴う症例は予後がやや不良とされている。
3. [誤り]突発性難聴では顔面神経麻痺を伴わない。難聴に顔面神経麻痺を伴う場合はラムゼイハント症候群(水痘・帯状疱疹ウイルスによる膝神経節炎)を疑う。
ラムゼイハント症候群では外耳道・耳介の疱疹+顔面神経麻痺+難聴が三主徴である。
4. [正解]突発性難聴は内耳(蝸牛)の障害による感音性難聴である。
原因不明であるが、内耳の循環障害やウイルス感染が推定されている。伝音性難聴(中耳炎・耳硬化症など)とは異なり、骨導・気導ともに聴力が低下する。
治療は早期のステロイド投与が基本であり、発症後できるだけ早く(2週間以内に)治療を開始することが重要である。