1. [誤り]聴神経鞘腫は小脳橋角部に発生し、隣接する顔面神経(第VII脳神経)を圧迫するため、腫瘍増大に伴い顔面神経麻痺がみられる。
みられにくいとはいえない。
2. [正解]嗅覚異常は聴神経鞘腫ではみられにくい。
嗅覚は嗅神経(第I脳神経)の機能であり、前頭蓋底に位置する。小脳橋角部に発生する聴神経鞘腫とは解剖学的に大きく離れているため、嗅覚には影響しない。
嗅覚異常がみられるのは前頭蓋底の髄膜腫や嗅神経芽細胞腫などである。
3. [誤り]耳鳴りは聴神経(蝸牛神経)の障害により出現する聴神経鞘腫の代表的初期症状である。
難聴とともに最も早期に出現する症状であり、みられにくいとはいえない。
4. [誤り]聴神経鞘腫が増大すると小脳を圧迫し、失調性歩行(小脳症状)がみられるようになる。
さらに進行すると水頭症をきたすこともある。