第11章 神経疾患 / I. 末梢神経性疾患
1 / 3
Question
問題 1152 ギラン・バレー症候群で誤っているのはどれか。
  1. 1髄液タンパク減少正解!
  2. 2四肢脱力不正解
  3. 3深部反射減弱不正解
  4. 4顔面神経麻痺不正解
Explanation
解説
1. [正解]ギラン・バレー症候群では髄液検査で「たんぱく細胞解離」が特徴的にみられる。これはたんぱくが増加し細胞数は正常という所見であり、髄液たんぱくは減少ではなく増加する。 末梢神経の炎症により血液-髄液関門の透過性が亢進し、アルブミンなどのたんぱくが髄液中に漏出するために起こる。
2. [誤り]四肢の弛緩性脱力(運動麻痺)はギラン・バレー症候群の主症状であり、正しい記述である。 下肢から上行性に進行し、対称性に出現する。
3. [誤り]末梢神経の脱髄により深部腱反射は減弱から消失する。正しい記述である。 腱反射の低下・消失は診断上重要な所見である。
4. [誤り]ギラン・バレー症候群では脳神経にも障害が及び、しばしば両側性の顔面神経麻痺を合併する。正しい記述である。 外眼筋麻痺を伴うフィッシャー症候群もギラン・バレー症候群の亜型として知られる。
Key Points
ポイント
  • ギラン・バレー症候群の髄液所見は「たんぱく細胞解離」(たんぱく増加・細胞数正常)であり、たんぱくは減少ではなく増加する。
  • たんぱく細胞解離はギラン・バレー症候群の診断に不可欠な所見であり、この知識は確実に定着させる。
  • 重要用語: たんぱく細胞解離, 髄液たんぱく増加, 弛緩性麻痺, 腱反射消失 を正確に理解しておくこと。
◀ 前の問題 ☰ 目次 次の問題 ▶