1. [正解]ラムゼイハント症候群は水痘・帯状疱疹ウイルス(VZV)の再活性化により膝神経節に炎症が生じ、同側の末梢性顔面神経麻痺を呈する。
外耳道・耳介に疼痛を伴う水疱がみられ、感音性難聴や耳鳴りを伴うことが特徴である。
顔面神経麻痺の回復はベル麻痺に比べ遅く、不全麻痺を残すことが多い。
2. [誤り]ラムゼイハント症候群は末梢性顔面神経麻痺であり、深部反射(腱反射)には影響しない。
深部反射亢進は上位運動ニューロン障害でみられる所見であり、本症候群とは無関係である。
3. [誤り]ラムゼイハント症候群では呼吸筋麻痺は起こらない。
顔面神経と内耳神経が主に障害される疾患であり、呼吸筋を支配する神経は障害されない。
4. [誤り]膝神経節から分枝する鼓索神経が障害されるため、舌前2/3の味覚障害が出現する。
味覚は正常ではなく、ベル麻痺と同様に味覚障害がみられる。