第11章 神経疾患 / H. 運動ニューロン疾患
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Question
問題 1139 筋萎縮性側索硬化症に特徴的なのはどれか。
  1. 1膀胱直腸障害不正解
  2. 2褥瘡不正解
  3. 3嚥下障害正解!
  4. 4眼球運動障害不正解
Explanation
解説
1. [誤り]膀胱直腸障害はALSの陰性4徴候の一つであり、通常みられない。 ALSでは自律神経系が保たれるため、排尿・排便機能は維持される。膀胱直腸障害の出現は他疾患の鑑別を要する。
2. [誤り]褥瘡はALSの陰性4徴候の一つであり、通常みられない。 ALSでは感覚が保たれているため体位変換の必要性を自覚でき、また皮膚の栄養障害も少ないため褥瘡は生じにくい。
3. [正解]嚥下障害はALSに特徴的な球麻痺症状の一つである。 延髄の運動ニューロンが障害されることで舌・咽頭・喉頭の筋群が麻痺し、嚥下困難や構音障害をきたす。 約25%の症例で球麻痺が初発症状となり、進行すると誤嚥性肺炎のリスクが高まるため、経管栄養や胃瘻造設が必要となる。
4. [誤り]眼球運動障害はALSの陰性4徴候の一つであり、通常みられない。 外眼筋を支配する動眼・滑車・外転神経核は最後まで保たれ、長期人工呼吸器装着例でのみ出現しうる。
Key Points
ポイント
  • ALSの陰性4徴候は「感覚障害」「膀胱直腸障害」「眼球運動障害」「褥瘡」であり、これらはALSでは通常みられない。
  • 嚥下障害・構音障害は球麻痺症状としてALSに特徴的であり、呼吸筋麻痺とともに生命予後を左右する重要な症状である。
  • 重要用語: ALS, 嚥下障害, 球麻痺, 陰性4徴候 を正確に理解しておくこと。
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