1. [誤り]動眼神経核はALSで侵されにくい神経核の代表であり、眼球運動は最後まで保たれることが多い。
眼球運動障害はALSの陰性4徴候の一つであり、人工呼吸器装着下の超長期生存例でのみ出現しうる。
2. [誤り]三叉神経運動核もALSで障害されることがあるが、咬筋の筋力低下として現れる。
舌下神経核ほどの高頻度ではなく、本問の選択肢としては不適切である。
3. [誤り]顔面神経核も進行例で障害されることがあるが、初期から侵されることは少ない。
ALSでは橋・延髄の運動神経核のうち、舌下神経核が最も侵されやすい。
4. [正解]舌下神経核はALSにおいて最も侵されやすい脳神経核である。
舌下神経核(第XII脳神経核)は延髄に位置し、舌筋を支配する。障害されると舌の萎縮・線維束性攣縮がみられ、挺舌困難となる。
ALSの球麻痺症状(構音障害・嚥下障害)の主要な原因となり、約25%の症例で球麻痺が初発症状となる。