第11章 神経疾患 / F. 認知症
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Question
問題 1106 アルツハイマー病で正しいのはどれか。
  1. 1ラクナ梗塞の多発により発症する。不正解
  2. 2アミロイドb蛋白質が蓄積する。正解!
  3. 3初期には記銘力障害はみられない。不正解
  4. 4MRI検査では前頭葉の萎縮が特徴的である。不正解
Explanation
解説
1. [誤り]ラクナ梗塞の多発により発症するのは脳血管性認知症(多発脳梗塞型認知症)である。アルツハイマー病は変性疾患で、血管障害とは異なる病態。
2. [正解]アルツハイマー病ではアミロイドβ蛋白質が脳に蓄積する。老人斑の形成とアルツハイマー神経原線維変化が病理学的特徴。大脳皮質に多数の老人斑を認める。
3. [誤り]アルツハイマー病の初期には記銘力障害(近時記憶の障害)がみられる。最も早期に出現する症状であり、最近の出来事を覚えられなくなる。徐々に進行する物忘れが特徴。
4. [誤り]アルツハイマー病のMRI検査では海馬・側頭葉から頭頂葉にかけてのびまん性大脳萎縮が特徴的。前頭葉・側頭葉の限局的萎縮が特徴的なのはピック病。
Key Points
ポイント
  • アルツハイマー病ではアミロイドβ蛋白質の蓄積(老人斑)と神経原線維変化が病理学的特徴
  • 初期には記銘力障害が必ず出現する
  • 海馬を中心とした側頭葉・頭頂葉のびまん性萎縮がMRI所見
  • 重要用語: アミロイドβ蛋白, 老人斑, 神経原線維変化 を正確に理解しておくこと。
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