1. [誤り]アルツハイマー病には頭部CT/MRIで脳萎縮(とくに側頭葉内側面・海馬の萎縮)の評価が有用であり、筋電図検査は不要である。筋電図は末梢神経障害や筋疾患の診断に用いる検査で、中枢性変性疾患であるアルツハイマー病には適さない。
2. [正解]ギラン・バレー症候群の診断には髄液検査が有用で、蛋白細胞解離(髄液蛋白の上昇・細胞数は正常)が特徴的所見である。発症後1週間以降に陽性となることが多い。また、末梢神経伝導検査で脱髄所見(伝導速度低下、伝導ブロック)も診断に有用である。
3. [誤り]筋萎縮性側索硬化症(ALS)には筋電図で脱神経所見(線維束攣縮、高振幅長持続時間電位)の評価が有用であり、頭部CT検査ではない。ALSは上位・下位運動ニューロンの変性疾患で、頭部CTでは異常所見に乏しい。
4. [誤り]脊髄空洞症には脊髄MRIで空洞(脊髄中心部のT1低信号・T2高信号域)の描出が必須であり、神経生検ではない。MRIにより空洞の存在、範囲、程度を正確に診断できる。