第11章 神経疾患 / F. 認知症
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Question
問題 1097 神経疾患とその診断に有用な検査との組合せで正しいのはどれか。
  1. 1アルツハイマー病 - 筋電図検査不正解
  2. 2ギラン・バレー症候群 - 髄液検査正解!
  3. 3筋萎縮性側素硬化症 - 頭部CT 検査不正解
  4. 4脊髄空洞症 - 神経生検硬化症不正解
Explanation
解説
1. [誤り]アルツハイマー病には頭部CT/MRIで脳萎縮(とくに側頭葉内側面・海馬の萎縮)の評価が有用であり、筋電図検査は不要である。筋電図は末梢神経障害や筋疾患の診断に用いる検査で、中枢性変性疾患であるアルツハイマー病には適さない。
2. [正解]ギラン・バレー症候群の診断には髄液検査が有用で、蛋白細胞解離(髄液蛋白の上昇・細胞数は正常)が特徴的所見である。発症後1週間以降に陽性となることが多い。また、末梢神経伝導検査で脱髄所見(伝導速度低下、伝導ブロック)も診断に有用である。
3. [誤り]筋萎縮性側索硬化症(ALS)には筋電図で脱神経所見(線維束攣縮、高振幅長持続時間電位)の評価が有用であり、頭部CT検査ではない。ALSは上位・下位運動ニューロンの変性疾患で、頭部CTでは異常所見に乏しい。
4. [誤り]脊髄空洞症には脊髄MRIで空洞(脊髄中心部のT1低信号・T2高信号域)の描出が必須であり、神経生検ではない。MRIにより空洞の存在、範囲、程度を正確に診断できる。
Key Points
ポイント
  • 各神経疾患に適した検査法の選択が重要:画像検査(CT/MRI)、電気生理学的検査(筋電図、神経伝導検査)、髄液検査
  • ギラン・バレー症候群の蛋白細胞解離は特徴的所見だが、発症初期には陰性のこともある
  • 脊髄MRIはT1/T2強調画像の両方で空洞を評価する
  • 重要用語: 髄液検査, 蛋白細胞解離, 筋電図, MRI を正確に理解しておくこと。
疾患有用な検査特徴的所見
アルツハイマー病頭部CT/MRIびまん性脳萎縮、海馬萎縮
ギラン・バレー症候群髄液検査蛋白細胞解離
ALS筋電図脱神経所見、線維束攣縮
脊髄空洞症脊髄MRI脊髄中心部の空洞形成
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