1. [誤り]すくみ足で歩行困難な患者に対して静かに見守るだけでは不十分であり、すくみ足の改善にはつながらない。転倒のリスクもあるため、適切な介助方法を選択する必要がある。
2. [誤り]積極的な会話は注意を分散させる二重課題(デュアルタスク)となり、パーキンソン病患者の歩行をかえって悪化させる可能性がある。パーキンソン病では自動的な運動プログラムの実行が障害されているため、注意の分散はすくみ足や歩行障害を増悪させる。
3. [誤り]速いテンポの音楽は逆効果となる可能性がある。パーキンソン病の小刻み歩行に速いリズムを合わせると突進歩行を助長してしまう危険性がある。リズム刺激を用いる場合は患者の歩行速度に合った適切なテンポを設定する必要がある。
4. [正解]パーキンソン病のすくみ足に対しては、メトロノームなどの外的リズム刺激(聴覚キュー)がもっとも有効な歩行介助法である。パーキンソン病では大脳基底核の障害により内的リズム生成が困難となるが、メトロノームの一定のリズムに合わせて歩くことで、外的キューにより歩行パターンが改善する。同様に、床にテープを貼った目印(視覚キュー)や「いち、に、いち、に」の掛け声(聴覚キュー)も有効である。