第11章 神経疾患 / D. 基底核変性疾患
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Question
問題 1084 脳血管性パーキンソニズムの特徴について正しいのはどれか。
  1. 1手指振戦不正解
  2. 2前傾前屈姿勢不正解
  3. 3歯車様筋強剛不正解
  4. 4歩行障害正解!
Explanation
解説
1. [誤り]手指の安静時振戦はパーキンソン病のもっとも特徴的な初発症状であるが、脳血管性パーキンソニズムでは上肢の振戦は目立たないことが多い。脳血管性パーキンソニズムは下半身優位の症状を呈する点がパーキンソン病との大きな違いである。
2. [誤り]前傾前屈姿勢はパーキンソン病の特徴的な姿勢異常であり、体幹の筋固縮によるものである。脳血管性パーキンソニズムでは典型的な前傾前屈姿勢はみられにくく、むしろ直立姿勢の傾向がみられることがある。
3. [誤り]歯車様筋強剛はパーキンソン病に特徴的な固縮の型であるが、脳血管性パーキンソニズムでは上肢の歯車様筋強剛は目立たない。脳血管性パーキンソニズムでは下半身の筋緊張異常が優位である。
4. [正解]脳血管性パーキンソニズムは脳血管障害(多発性ラクナ梗塞など)により基底核領域が障害されて生じるパーキンソン症候群であり、歩行障害(特に下半身の症状)が最も特徴的である。小刻み歩行やすくみ足がみられるが、パーキンソン病と異なり上肢の安静時振戦・歯車様筋強剛・前傾前屈姿勢は目立たない。L-ドーパへの反応が乏しい点もパーキンソン病との鑑別ポイントである。
Key Points
ポイント
  • 脳血管性パーキンソニズムは下半身優位の症状(歩行障害)が特徴
  • パーキンソン病との違い:上肢振戦や歯車様筋強剛が目立たず、L-ドーパへの反応が乏しい
  • 多発性ラクナ梗塞が原因となることが多く、高血圧・糖尿病が危険因子
  • 重要用語: 脳血管性パーキンソニズム, 歩行障害, 下半身優位, L-ドーパ抵抗性 を正確に理解しておくこと。
特徴パーキンソン病脳血管性パーキンソニズム
手指振戦顕著(安静時振戦)目立たない
前傾前屈姿勢特徴的典型的ではない
歯車様筋強剛顕著目立たない
歩行障害小刻み歩行、突進現象最も特徴的(下半身優位)
L-ドーパへの反応良好乏しい
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