1. [誤り]誤り(正しい組合せ)。ウィルソン病は常染色体劣性遺伝の銅代謝異常疾患で、体内各組織(特に肝臓・大脳基底核)への銅の蓄積が起こる。神経症状として羽ばたき振戦(flapping tremor)、構音障害、ジストニア、アテトーゼなどの錐体外路徴候を呈する。カイザーフライシャー角膜輪も特徴的所見である。
2. [誤り]誤り(正しい組合せ)。脊髄空洞症では脊髄中心部に空洞が形成され、交叉する温痛覚の伝導路(外側脊髄視床路に向かう線維)が障害される一方、後索を通る深部感覚や触覚は保たれるため、感覚解離(温痛覚障害+触覚保持)を呈する。宙吊型の温痛覚障害が特徴的である。
3. [誤り]誤り(正しい組合せ)。筋萎縮性側索硬化症(ALS)は上位運動ニューロン(錐体路)と下位運動ニューロン(脊髄前角細胞)の両者が変性する進行性の疾患であり、筋力低下・筋萎縮が主要な症状である。感覚障害は認めない。
4. [正解]パーキンソン病の主症状は安静時振戦・筋固縮・無動(寡動)・姿勢反射障害の四大症状であり、視力障害は含まれない。パーキンソン病は中脳黒質緻密層のドパミン神経細胞の変性によるものであり、視覚系の障害は生じない。仮面様顔貌、小刻み歩行、すくみ足などの運動障害が特徴である。