第11章 神経疾患 / A. 脳血管疾患
1 / 3
Question
問題 1034 動脈硬化の部位とその症状との組合せで誤っているのはどれか。
  1. 1内頸動脈 ― 間欠跛行正解!
  2. 2冠動脈 ― 胸痛不正解
  3. 3腎動脈 ― 高血圧不正解
  4. 4大腿動脈 ― 冷感不正解
Explanation
解説
1. [正解]内頸動脈の動脈硬化では間欠跛行ではなく、一過性脳虚血発作(TIA)や脳梗塞の症状(片麻痺、失語、半身感覚障害など)がみられる。間欠跛行は下肢動脈(大腿動脈など)の閉塞性動脈硬化症の症状である。
2. [誤り]冠動脈の動脈硬化により心筋虚血が起こり、胸痛(狭心症・心筋梗塞)を呈する。労作性の胸部圧迫感や絞扼感が特徴的である。
3. [誤り]腎動脈の動脈硬化(狭窄)によりレニン分泌が亢進し、腎血管性高血圧をきたす。若年者の高血圧や薬剤抵抗性高血圧で疑われる。
4. [誤り]大腿動脈の動脈硬化により下肢の血流低下が起こり、冷感や間欠跛行が生じる。安静時疼痛や壊疽に進展することもある。
Key Points
ポイント
  • 内頸動脈硬化ではTIAや脳梗塞の症状がみられ、間欠跛行は下肢動脈閉塞の症状である点を明確に区別する。
  • 各動脈の硬化部位により特徴的な虚血症状が出現し、診断の重要な手がかりとなる。
  • 重要用語: 内頸動脈と間欠跛行の鑑別、TIA、閉塞性動脈硬化症 を正確に理解しておくこと。
◀ 前の問題 ☰ 目次 次の問題 ▶