1. [誤り]筋肉内血腫は血友病(凝固因子欠乏)の特徴的な深部出血であり、ITPの特徴ではない。ITPでは血小板減少による表在性の出血(皮膚の点状出血、紫斑、粘膜出血)が特徴的である。
2. [誤り]ITPは血小板膜蛋白(GPIIb/IIIa、GPIb/IXなど)に対する自己抗体によって発症するのであり、血管に対する自己抗体ではない。血管に対する自己抗体は血管炎などでみられる。
3. [誤り]ITPは男性よりも女性に多い。特に慢性型は20〜40代の若年女性に好発する。急性型は小児に多く、男女差は少ない。
4. [正解]特発性血小板減少性紫斑病(ITP)ではヘリコバクター・ピロリ(H. pylori)除菌療法が有効である。日本ではITP患者の約60%がH. pylori陽性であり、除菌により約50〜60%で血小板数が改善する。初回治療として副腎皮質ステロイドとともに除菌療法が推奨されている。