第10章 血液・造血器疾患 / D. 出血性素因
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Question
問題 1021 出血性素因について正しいのはどれか。
  1. 1一次血栓はフィブリンで構成される。不正解
  2. 2血液凝固反応にはビタミンCが重要である。不正解
  3. 3血友病は男性には認められない。不正解
  4. 4特発性血小板減少性紫斑病は自己免疫疾患である。正解!
Explanation
解説
1. [誤り]一次血栓(一次止血栓)は血小板で構成される。血管損傷部位に血小板が粘着・凝集して形成される。フィブリンで構成されるのは二次血栓(二次止血栓)であり、凝固反応によりフィブリノゲンからフィブリンが生成される。
2. [誤り]血液凝固反応にはビタミンKが重要であり、ビタミンCではない。ビタミンKは肝臓での凝固因子(II、VII、IX、X因子)の合成に必須である。ビタミンCはコラーゲン合成に関与し、欠乏すると壊血病になる。
3. [誤り]血友病は男性に認められる疾患である(記述が二重否定で不適切)。X連鎖劣性遺伝であるため、主に男性に発症し、女性は保因者となる。
4. [正解]特発性血小板減少性紫斑病(ITP)は自己免疫疾患である。血小板膜蛋白(GPIIb/IIIaなど)に対する自己抗体が産生され、脾臓で血小板が破壊されるため血小板数が減少し、紫斑・出血症状が出現する。急性型は小児に多く、慢性型は成人女性に多い。
Key Points
ポイント
  • 止血機構:一次止血(血小板血栓)→二次止血(フィブリン血栓)の順で進行する。
  • ビタミンK欠乏では凝固因子が産生されず、出血傾向をきたす。
  • 重要用語: ITP、自己免疫疾患、一次血栓、ビタミンK を正確に理解しておくこと。
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