第10章 血液・造血器疾患 / D. 出血性素因
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Question
問題 1020 感染症と媒介生物の組合せで正しいのはどれか。
  1. 1発疹チフス---ダニ不正解
  2. 2トキソプラズマ症---シラミ不正解
  3. 3デング熱 ---蚊正解!
  4. 4日本脳炎---ネズミ不正解
Explanation
解説
1. [誤り]発疹チフスはシラミ(コロモジラミ)が媒介するリケッチア感染症であり、ダニではない。原因菌はリケッチア・プロワゼキ(Rickettsia prowazekii)である。ダニが媒介するのはツツガムシ病(オリエンティア・ツツガムシ)や日本紅斑熱である。
2. [誤り]トキソプラズマ症は猫の糞便中のオーシスト(接合子嚢)の経口摂取や、加熱不十分な肉の摂食で感染する原虫疾患であり、シラミが媒介するのではない。妊婦の初感染では先天性トキソプラズマ症を引き起こすため注意が必要である。
3. [正解]デング熱は蚊(ネッタイシマカ、ヒトスジシマカ)が媒介するデングウイルス感染症であり、組合せが正しい。熱帯・亜熱帯地域に分布し、高熱、頭痛、筋肉痛、関節痛、発疹が特徴である。重症型のデング出血熱では出血傾向やショックをきたし致死的となりうる。
4. [誤り]日本脳炎は蚊(コガタアカイエカ)が媒介するウイルス感染症であり、ネズミではない。ブタが増幅動物(ウイルスの増殖宿主)として重要であり、ブタ→蚊→ヒトの経路で感染する。
Key Points
ポイント
  • 感染症と媒介生物の組合せは頻出:蚊媒介(デング熱、日本脳炎、マラリア)、シラミ媒介(発疹チフス)、ダニ媒介(ツツガムシ病)
  • デング熱はネッタイシマカ・ヒトスジシマカが媒介し、日本脳炎はコガタアカイエカが媒介する
  • 重要用語: デング熱, 蚊媒介, 発疹チフスはシラミ, 日本脳炎は蚊, ツツガムシ病はダニ を正確に理解しておくこと。
感染症媒介生物病原体
デング熱蚊(ネッタイシマカ)デングウイルス
日本脳炎蚊(コガタアカイエカ)日本脳炎ウイルス
マラリア蚊(ハマダラカ)マラリア原虫
発疹チフスシラミリケッチア
ツツガムシ病ダニ(ツツガムシ)オリエンティア
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