第10章 血液・造血器疾患 / C. リンパ網内系疾患
1 / 3
Question
問題 1007 骨疾患で血液検査が正常なのはどれか。
  1. 1脊椎カリエス不正解
  2. 2脊椎側弯症正解!
  3. 3上皮小体機能亢進症不正解
  4. 4多発性骨髄腫不正解
Explanation
解説
1. [誤り]脊椎カリエス(結核性脊椎炎)は結核菌による感染性脊椎炎であり、炎症反応としてCRP上昇、赤沈亢進がみられる。全身症状として微熱、体重減少を伴うこともある。椎体の破壊と膿瘍(冷膿瘍)形成が特徴である。
2. [正解]脊椎側弯症は脊柱が側方に弯曲する構造的異常(骨格変形)であり、炎症・腫瘍・代謝異常を伴わないため、血液検査は正常である。原因不明の特発性側弯症が約80%を占め、思春期女子に多い。Cobb角で弯曲の程度を評価する。
3. [誤り]上皮小体(副甲状腺)機能亢進症ではPTH過剰分泌により高Ca血症、低P血症、ALP上昇がみられる。骨吸収が亢進し、線維性骨炎や骨粗鬆症をきたす。
4. [誤り]多発性骨髄腫は形質細胞の腫瘍性増殖であり、M蛋白の出現、赤沈の著明な亢進、貧血、高Ca血症、腎機能障害など多彩な血液検査異常を示す。打ち抜き像(punched-out lesion)が特徴的X線所見である。
Key Points
ポイント
  • 脊椎側弯症は構造的骨格変形であり、炎症・腫瘍・代謝異常を伴わないため血液検査は正常
  • 骨疾患の血液検査異常:脊椎カリエスはCRP・赤沈↑、上皮小体機能亢進症はCa↑P↓ALP↑、多発性骨髄腫はM蛋白・赤沈↑
  • 重要用語: 脊椎側弯症, 血液検査正常, 脊椎カリエス, 多発性骨髄腫, 上皮小体機能亢進症 を正確に理解しておくこと。
◀ 前の問題 ☰ 目次 次の問題 ▶