第10章 血液・造血器疾患 / B. 白血球疾患
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Question
問題 1005 白血病について最も適切なのはどれか。
  1. 1成人T細胞白血病はウイルス感染が原因である。正解!
  2. 2慢性骨髄性白血病では遺伝子変異が認められない。不正解
  3. 3急性骨髄性白血病ではフィラデルフィア染色体が陽性となる。不正解
  4. 4急性骨髄性白血病の治療は骨髄移植が第一選択である。不正解
Explanation
解説
1. [正解]成人T細胞白血病(ATL)はHTLV-1(ヒトT細胞白血病ウイルス1型)の感染が原因である。母乳感染や性行為感染により伝播し、感染後数十年の潜伏期間を経て一部(キャリアの約5%)が発症する。日本の九州・沖縄地方に多く、皮膚病変や高カルシウム血症が特徴である。
2. [誤り]慢性骨髄性白血病(CML)ではフィラデルフィア染色体(Ph染色体)というt(9;22)転座による特徴的な遺伝子変異が認められる。BCR-ABL融合遺伝子が形成され、これが白血病の原因となる。
3. [誤り]フィラデルフィア染色体が陽性となるのは慢性骨髄性白血病(CML)であり、急性骨髄性白血病(AML)ではない。一部の急性リンパ性白血病(ALL)でも陽性となることがあり、予後不良因子となる。
4. [誤り]急性骨髄性白血病の治療は抗癌薬による化学療法が第一選択であり、同種造血幹細胞移植(骨髄移植)は化学療法で寛解導入後の地固め療法として行われる場合がある。
Key Points
ポイント
  • 成人T細胞白血病(ATL)は唯一のウイルス関連白血病であり、HTLV-1が原因である。
  • フィラデルフィア染色体はCMLに特徴的であり、AMLとは異なる。
  • 重要用語: HTLV-1、フィラデルフィア染色体、化学療法 を正確に理解しておくこと。
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