第10章 血液・造血器疾患 / B. 白血球疾患
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Question
問題 1003 慢性骨髄性白血病について正しいのはどれか。
  1. 1脾臓は萎縮する。不正解
  2. 210~20 歳代に多い。不正解
  3. 3白血球数は正常である。不正解
  4. 4急性転化を起こさせないことが重要である。正解!
Explanation
解説
1. [誤り]慢性骨髄性白血病では脾臓は著明に腫大する(脾腫)。萎縮ではない。白血病細胞の浸潤と髄外造血により脾臓が巨大化し、左季肋部痛や腹部膨満感を訴えることが多い。
2. [誤り]慢性骨髄性白血病は40〜60歳代の中高年に多く、10〜20歳代に多い疾患ではない。若年者に多いのは急性リンパ性白血病である。
3. [誤り]慢性骨髄性白血病では白血球数は著明に増加する(10万/μL以上になることも多い)。正常ではなく、むしろ著増が特徴である。
4. [正解]慢性骨髄性白血病では急性転化(ブラストクリーゼ、急性白血病への移行)を起こさせないことが治療上最も重要である。慢性期から移行期を経て急性転化すると予後が著しく悪化する。イマチニブなどのチロシンキナーゼ阻害薬により慢性期の維持が可能になった。
Key Points
ポイント
  • CMLの臨床経過:慢性期(3〜5年)→移行期→急性転化(予後不良)であり、急性転化の予防が治療の目標である。
  • CMLの特徴:フィラデルフィア染色体陽性、著明な脾腫、白血球著増である。
  • 重要用語: 急性転化、ブラストクリーゼ、チロシンキナーゼ阻害薬 を正確に理解しておくこと。
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