第10章 血液・造血器疾患 / B. 白血球疾患
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Question
問題 997 慢性白血病で誤っているのはどれか。
  1. 1骨髄性とリンパ性とがある。不正解
  2. 2肝腫と脾腫がともにみられる。不正解
  3. 3出血傾向がみられる。不正解
  4. 4予後は良好である。正解!
Explanation
解説
1. [誤り]慢性白血病は慢性骨髄性白血病(CML)と慢性リンパ性白血病(CLL)に大別される。CMLは顆粒球系、CLLはBリンパ球系の腫瘍化である。
2. [誤り]白血病細胞の浸潤により肝腫大・脾腫大がみられ、特にCMLでは著明な脾腫が特徴的所見である。脾腫により腹部膨満感や早期飽満感を訴えることがある。
3. [誤り]白血病細胞の増殖により正常造血が抑制され、血小板減少による出血傾向(鼻出血、歯肉出血、紫斑など)がみられる。進行すると顕著になる。
4. [正解]慢性白血病は急性白血病に比べて進行が緩やかではあるが、予後は良好とは言えない。特にCMLは平均生存期間が3〜5年であり、急性転化(ブラストクリーゼ)を起こすと予後不良となる。CLLは5年以上生存することが多いが、感染症や二次性悪性腫瘍の合併に注意が必要である。
Key Points
ポイント
  • 慢性白血病の予後は急性白血病より良いが、「良好」とは言えない。CMLでは急性転化が予後を左右する。
  • CMLの特徴:フィラデルフィア染色体陽性、著明な脾腫、白血球著増である。
  • 重要用語: 慢性白血病、急性転化、予後 を正確に理解しておくこと。
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