第10章 血液・造血器疾患 / A. 赤血球疾患
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Question
問題 996 鉄欠乏性貧血の患者によくみられるのはどれか。
  1. 1爪の変形正解!
  2. 2白髪不正解
  3. 3知覚鈍麻不正解
  4. 4味覚低下不正解
Explanation
解説
1. [正解]鉄欠乏性貧血の患者には爪の変形(スプーン状爪、匙状爪、コイロニキア)がよくみられる。鉄欠乏により爪の形成が障害され、爪が薄く脆くなり、中央が凹んでスプーンのように反り返る。鉄欠乏性貧血の特徴的所見である。
2. [誤り]白髪は鉄欠乏性貧血の典型的症状ではない。白髪の主な原因は加齢によるメラニン色素産生の低下や遺伝的要因である。
3. [誤り]知覚鈍麻はビタミンB12欠乏による巨赤芽球性貧血(悪性貧血)でみられる末梢神経障害の症状であり、鉄欠乏性貧血では通常みられない。ビタミンB12欠乏では脊髄後索・側索障害も起こる。
4. [誤り]味覚低下は亜鉛欠乏でみられる症状であり、鉄欠乏性貧血の典型的症状ではない。亜鉛は味覚受容体の機能に必要である。
Key Points
ポイント
  • 鉄欠乏性貧血の特徴的症状:スプーン状爪、舌炎、口角炎、嚥下障害(Plummer-Vinson症候群)、異食症(氷食症など)である。
  • 神経症状(知覚鈍麻など)はビタミンB12欠乏に特徴的であり、鉄欠乏性貧血とは異なる。
  • 重要用語: スプーン状爪、コイロニキア、Plummer-Vinson症候群 を正確に理解しておくこと。
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