第10章 血液・造血器疾患 / A. 赤血球疾患
1 / 3
Question
問題 991 小球性低色素性貧血を呈するのはどれか。
  1. 1鉄欠乏性貧血正解!
  2. 2巨赤芽球性貧血不正解
  3. 3溶血性貧血不正解
  4. 4再生不良性貧血不正解
Explanation
解説
1. [正解]鉄欠乏性貧血は小球性低色素性貧血を呈する代表的疾患である。鉄不足によりヘモグロビン合成が障害され、赤血球が小型化(MCV↓、小球性)し、ヘモグロビン含量が低下(MCH↓、MCHC↓、低色素性)する。最も頻度の高い貧血である。
2. [誤り]巨赤芽球性貧血は大球性正色素性貧血を呈する。ビタミンB12や葉酸の欠乏により核酸(DNA)合成が障害され、核の成熟が遅延し、赤血球が大型化する(MCV↑)。小球性ではない。
3. [誤り]溶血性貧血は正球性正色素性貧血を呈することが多い。赤血球の寿命短縮による破壊亢進が原因であり、赤血球のサイズやヘモグロビン含量は通常正常である。網赤血球が増加する。
4. [誤り]再生不良性貧血は正球性正色素性貧血を呈する。多能性幹細胞の障害により汎血球減少が生じるが、赤血球のサイズやヘモグロビン含量は通常正常である。骨髄は低形成・脂肪髄となる。
Key Points
ポイント
  • 貧血の形態分類を正確に区別する:小球性低色素性(鉄欠乏性)、大球性正色素性(巨赤芽球性)、正球性正色素性(溶血性、再生不良性)である。
  • 鉄欠乏性貧血は世界で最も頻度の高い貧血であり、特に女性に多い。
  • 重要用語: 小球性低色素性貧血、MCV、MCH、MCHC を正確に理解しておくこと。
◀ 前の問題 ☰ 目次 次の問題 ▶