第10章 血液・造血器疾患 / A. 赤血球疾患
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Question
問題 987 鉄欠乏性貧血でみられるのはどれか。
  1. 1紫斑不正解
  2. 2脾腫不正解
  3. 3汎血球減少不正解
  4. 4スプーン状爪正解!
Explanation
解説
1. [誤り]紫斑は血小板減少(特発性血小板減少性紫斑病、再生不良性貧血など)や血管障害でみられる出血症状である。鉄欠乏性貧血では血小板は正常または軽度増加するため、紫斑は通常みられない。
2. [誤り]脾腫は溶血性貧血(赤血球の破壊亢進)、肝硬変、悪性リンパ腫、白血病などでみられる所見であるが、鉄欠乏性貧血では通常みられない。
3. [誤り]汎血球減少(赤血球↓、白血球↓、血小板↓)は再生不良性貧血の特徴的所見である。鉄欠乏性貧血では赤血球のみが減少し、小球性低色素性貧血を呈する。
4. [正解]鉄欠乏性貧血ではスプーン状爪(匙状爪、コイロニキア)がみられる。鉄欠乏により爪の形成が障害され、爪が薄く脆くなり、中央が凹んでスプーンのように反り返る。鉄欠乏性貧血の特徴的所見である。
Key Points
ポイント
  • 鉄欠乏性貧血の特徴的症状:スプーン状爪、舌炎、口角炎、嚥下障害(Plummer-Vinson症候群)、異食症(氷食症など)である。
  • 血小板減少による紫斑や脾腫は鉄欠乏性貧血の所見ではない。
  • 重要用語: スプーン状爪、コイロニキア、Plummer-Vinson症候群 を正確に理解しておくこと。
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