第10章 血液・造血器疾患 / A. 赤血球疾患
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Question
問題 986 汎血球減少症をきたすのはどれか。
  1. 1鉄欠乏性貧血不正解
  2. 2腎性貧血不正解
  3. 3溶血性貧血不正解
  4. 4再生不良性貧血正解!
Explanation
解説
1. [誤り]鉄欠乏性貧血では赤血球(ヘモグロビン)のみが減少し、白血球・血小板は通常正常である。小球性低色素性貧血を呈する。汎血球減少はきたさない。
2. [誤り]腎性貧血は腎不全によりエリスロポエチン産生が低下し、赤血球のみが減少する貧血である。白血球・血小板は通常正常であり、汎血球減少はきたさない。
3. [誤り]溶血性貧血では赤血球の寿命短縮により破壊が亢進して貧血をきたすが、白血球・血小板は通常影響を受けない。むしろ網赤血球は増加する。汎血球減少はきたさない。
4. [正解]再生不良性貧血は多能性幹細胞の障害により骨髄の造血機能が低下し、赤血球・白血球・血小板のすべてが減少する汎血球減少症をきたす。貧血症状、易感染性(白血球減少)、出血傾向(血小板減少)の三主徴を呈する。
Key Points
ポイント
  • 汎血球減少症(赤血球↓、白血球↓、血小板↓)をきたす代表的疾患は再生不良性貧血である。
  • 再生不良性貧血の骨髄所見は低形成・脂肪髄であり、他の貧血とは異なる。
  • 重要用語: 汎血球減少症、再生不良性貧血、多能性幹細胞 を正確に理解しておくこと。
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