1. [誤り]鉄欠乏性貧血は生殖年齢の女性に多い。月経による定期的な出血、妊娠・授乳による鉄需要増大が原因である。成人女性の約8%にみられる。
2. [正解]鉄欠乏性貧血は小球性低色素性貧血であり、大球性貧血ではない。鉄不足によりヘモグロビン合成が障害され、赤血球が小さく(MCV↓、小球性)、ヘモグロビン含量が低下(MCH↓、MCHC↓、低色素性)する。大球性貧血は巨赤芽球性貧血(ビタミンB12、葉酸欠乏)である。
3. [誤り]鉄欠乏性貧血は全貧血の中で最も頻度が高い。世界的に最も多い貧血であり、特に開発途上国で高頻度である。
4. [誤り]鉄欠乏性貧血では血清フェリチン値が低下する。フェリチンは体内の貯蔵鉄を反映する指標であり、鉄欠乏で最も早期に低下する。診断に有用である。