第10章 血液・造血器疾患 / A. 赤血球疾患
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Question
問題 982 小球性低色素性貧血をきたすのはどれか。
  1. 1溶血性貧血不正解
  2. 2鉄欠乏性貧血正解!
  3. 3再生不良性貧血不正解
  4. 4巨赤芽球性貧血不正解
Explanation
解説
1. [誤り]溶血性貧血は赤血球の寿命短縮により破壊が亢進する貧血であり、正球性正色素性貧血に分類される。赤血球自体のサイズやヘモグロビン含量は正常である。網赤血球の増加が特徴である。
2. [正解]鉄欠乏性貧血は小球性低色素性貧血の代表的疾患である。鉄が不足するとヘモグロビン合成が障害され、赤血球が小型化(小球性:MCV↓)し、ヘモグロビン含量が低下(低色素性:MCH↓、MCHC↓)する。
3. [誤り]再生不良性貧血は骨髄の造血機能が全般的に低下し、汎血球減少をきたす疾患であり、正球性正色素性貧血に分類される。骨髄は低形成・脂肪髄となる。
4. [誤り]巨赤芽球性貧血はビタミンB12や葉酸の欠乏により核の成熟が障害され、大球性正色素性貧血(MCV↑)をきたす。小球性ではなく大球性である。
Key Points
ポイント
  • 貧血の形態分類:小球性低色素性(鉄欠乏性貧血)、大球性正色素性(巨赤芽球性貧血)、正球性正色素性(溶血性貧血、再生不良性貧血)である。
  • 小球性低色素性貧血の鑑別にはMCV、MCH、MCHC、血清鉄、フェリチン、TIBCの測定が重要である。
  • 重要用語: 小球性低色素性貧血、MCV、MCH、MCHC を正確に理解しておくこと。
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