1. [誤り]悪性貧血は胃壁細胞に対する自己抗体(抗胃壁細胞抗体)や内因子に対する自己抗体(抗内因子抗体)により、ビタミンB12の吸収が障害される自己免疫性疾患である。
2. [誤り]溶血性貧血のうち、自己免疫性溶血性貧血は赤血球表面に対する自己抗体が産生され、赤血球が破壊される疾患であり、自己免疫機序が関与する。直接クームス試験が陽性となる。
3. [正解]鉄欠乏性貧血は鉄の摂取不足、吸収障害(胃切除後など)、慢性出血(消化管出血、過多月経など)、需要の亢進(妊娠、成長期)により体内の鉄が不足して生じる疾患であり、自己免疫機序は関与しない。
4. [誤り]再生不良性貧血は特発性の場合、造血幹細胞に対する自己免疫反応が病態の一部に関与すると考えられており、免疫抑制療法(抗リンパ球グロブリン、シクロスポリンなど)が有効である。