第10章 血液・造血器疾患 / A. 赤血球疾患
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Question
問題 979 鉄欠乏性貧血について正しいのはどれか。
  1. 1男性に多い。不正解
  2. 2スプーン状爪がみられる。正解!
  3. 3大球性貧血となる。不正解
  4. 4血清フェリチンは増加する。不正解
Explanation
解説
1. [誤り]鉄欠乏性貧血は月経による慢性的な鉄喪失のため、生殖年齢の女性に多い。成人女性の約8%にみられる。男性では消化管出血(潰瘍、癌)などが原因となることが多い。
2. [正解]鉄欠乏性貧血ではスプーン状爪(匙状爪、コイロニキア)がみられる。鉄欠乏により爪の形成が障害され、爪が薄く脆くなり、中央が凹んでスプーンのように反り返る。鉄欠乏性貧血の特徴的所見である。
3. [誤り]鉄欠乏性貧血は小球性低色素性貧血(MCV↓、MCH↓、MCHC↓)であり、大球性貧血ではない。大球性正色素性貧血はビタミンB12欠乏や葉酸欠乏による巨赤芽球性貧血で生じる。
4. [誤り]鉄欠乏性貧血では体内の貯蔵鉄が枯渇するため、血清フェリチンは著明に低下する(増加ではない)。フェリチンは体内貯蔵鉄量を反映する最も鋭敏な指標である。
Key Points
ポイント
  • 鉄欠乏性貧血の特徴的症状:スプーン状爪、舌炎、嚥下障害、異食症(氷食症など)である。
  • 検査所見:小球性低色素性貧血、血清鉄↓、フェリチン↓、TIBC↑、UIBC↑が診断に重要である。
  • 重要用語: スプーン状爪、フェリチン、小球性低色素性貧血 を正確に理解しておくこと。
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