第10章 血液・造血器疾患 / A. 赤血球疾患
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Question
問題 965 鉄欠乏性貧血について適切でない記述はどれか。
  1. 1息切れ・動悸の訴えがある。不正解
  2. 2妊娠時に起こりやすい。不正解
  3. 3ビタミン剤の投与が有効である。正解!
  4. 4血清フェリチン値は減少する。不正解
Explanation
解説
1. [誤り]鉄欠乏性貧血ではヘモグロビンが減少し、組織への酸素供給が不足するため、息切れ・動悸などの貧血症状を呈する。これらは貧血の一般的症状である。
2. [誤り]妊娠時は胎児の成長のために鉄需要が著しく増大し、母体の鉄欠乏性貧血を起こしやすい。妊婦の約8%に鉄欠乏性貧血が認められる。
3. [正解]鉄欠乏性貧血の治療には鉄剤投与が有効であり、ビタミン剤投与は無効である。ビタミン剤(ビタミンB12、葉酸)が有効なのは巨赤芽球性貧血である。鉄欠乏性貧血と巨赤芽球性貧血の治療法は明確に区別する必要がある。
4. [誤り]血清フェリチンは体内貯蔵鉄の指標であり、鉄欠乏性貧血では著明に減少する。診断に有用な検査である。
Key Points
ポイント
  • 鉄欠乏性貧血の治療は鉄剤の経口投与または静注であり、ビタミン剤は無効である。
  • ビタミンB12や葉酸が有効なのは巨赤芽球性貧血である。貧血のタイプによって治療法が異なることを理解する。
  • 重要用語: 鉄剤投与、ビタミンB12、葉酸 を正確に理解しておくこと。
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