1. [正解]悪性貧血の治療はビタミンCではなくビタミンB12(メチルコバラミン、シアノコバラミン)の筋肉注射である。悪性貧血は胃の内因子欠乏によりビタミンB12の吸収が障害される巨赤芽球性貧血であるため、経口投与では吸収されないので筋注が必要である。ビタミンCは抗酸化作用を持つが貧血治療には無効である。
2. [誤り]重症再生不良性貧血では同種造血幹細胞移植(骨髄移植)が根治的治療法として行われる。特に若年者で適合するドナーがいる場合は第一選択となる。中等症・軽症例には免疫抑制療法(抗胸腺細胞グロブリン、シクロスポリンなど)が適応となる。
3. [誤り]腎性貧血は腎臓でのエリスロポイエチン産生低下が原因であるため、遺伝子組換えヒトエリスロポイエチン製剤の皮下注射または静注による補充療法が有効である。慢性腎臓病や透析患者の貧血治療に広く用いられる。
4. [誤り]自己免疫性溶血性貧血では副腎皮質ステロイド薬が第一選択であるが、ステロイド無効例や依存例には脾臓摘出術が適応となる。脾臓は抗体結合赤血球の破壊の場であるため、摘脾により溶血が軽減する。