1. [正解]鉄欠乏性貧血では大球性ではなく小球性低色素性貧血を呈する。鉄はヘモグロビン合成に必須であり、鉄が不足するとヘモグロビン量が減少し、赤血球は小型化(MCV<80 fL)し色素が薄くなる(MCH低下、MCHC低下)。大球性正色素性貧血はビタミンB12や葉酸欠乏による巨赤芽球性貧血でみられる。
2. [誤り]悪性貧血はビタミンB12の吸収障害(内因子欠乏)による巨赤芽球性貧血である。自己免疫性萎縮性胃炎により胃粘膜が萎縮し内因子の分泌が低下する。抗内因子抗体・抗胃壁細胞抗体が陽性となることが多い。
3. [誤り]再生不良性貧血は骨髄の造血機能低下により赤血球・白血球・血小板すべてが減少する汎血球減少を呈する。貧血症状(赤血球減少)、易感染性(白血球減少)、出血傾向(血小板減少)の3つが同時に認められる。
4. [誤り]溶血性貧血では赤血球破壊により間接ビリルビンが増加し黄疸が出現する。ヘモグロビンが分解されてビリルビンとなり、肝臓での処理能力を超えると血中の間接ビリルビンが上昇する。尿・便中のウロビリノゲンも増加する。