1. [誤り]塩分(ナトリウム)は体液の浸透圧維持や神経・筋の興奮伝導に重要であるが、不足しても貧血の原因とはならない。塩分が不足すると脱水や低ナトリウム血症を来すが、赤血球産生やヘモグロビン合成には直接影響しない。
2. [正解]鉄分が不足すると鉄欠乏性貧血を来す。鉄はヘモグロビンの構成成分であるヘム鉄の中心元素であり、鉄が不足するとヘモグロビン合成が障害され、小球性低色素性貧血を呈する。女性の月経・妊娠・授乳や成長期の需要増大、偏食、消化管出血などが原因となる。鉄欠乏性貧血は最も頻度の高い貧血である。
3. [誤り]脂質はエネルギー源や細胞膜の構成成分として重要であるが、不足しても貧血の直接的原因とはならない。脂質が極端に不足すると栄養不良やビタミン吸収障害を来すが、ヘモグロビン合成には直接関与しない。
4. [誤り]糖質は主要なエネルギー源であるが、不足しても赤血球産生やヘモグロビン合成には直接影響しない。糖質が不足すると低血糖や体重減少を来すが、貧血の原因とはならない。