第10章 血液・造血器疾患 / A. 赤血球疾患
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Question
問題 946 不足すると貧血になるのはどれか。
  1. 1塩分不正解
  2. 2鉄分正解!
  3. 3脂質不正解
  4. 4糖質不正解
Explanation
解説
1. [誤り]塩分(ナトリウム)は体液の浸透圧維持や神経・筋の興奮伝導に重要であるが、不足しても貧血の原因とはならない。塩分が不足すると脱水や低ナトリウム血症を来すが、赤血球産生やヘモグロビン合成には直接影響しない。
2. [正解]鉄分が不足すると鉄欠乏性貧血を来す。鉄はヘモグロビンの構成成分であるヘム鉄の中心元素であり、鉄が不足するとヘモグロビン合成が障害され、小球性低色素性貧血を呈する。女性の月経・妊娠・授乳や成長期の需要増大、偏食、消化管出血などが原因となる。鉄欠乏性貧血は最も頻度の高い貧血である。
3. [誤り]脂質はエネルギー源や細胞膜の構成成分として重要であるが、不足しても貧血の直接的原因とはならない。脂質が極端に不足すると栄養不良やビタミン吸収障害を来すが、ヘモグロビン合成には直接関与しない。
4. [誤り]糖質は主要なエネルギー源であるが、不足しても赤血球産生やヘモグロビン合成には直接影響しない。糖質が不足すると低血糖や体重減少を来すが、貧血の原因とはならない。
Key Points
ポイント
  • 貧血の原因となる栄養素は鉄、ビタミンB12、葉酸である。
  • 鉄欠乏は小球性低色素性貧血、ビタミンB12・葉酸欠乏は大球性正色素性貧血を来す。
  • 鉄はヘモグロビンのヘム部分の中心元素であり、酸素運搬に不可欠である。
  • 鉄欠乏性貧血は貧血のなかで最も頻度が高く、女性に多い。
  • 重要用語: 鉄欠乏性貧血, ヘモグロビン, ヘム, 小球性低色素性貧血, 鉄 を正確に理解しておくこと。
栄養素欠乏で生じる貧血貧血のタイプ主な原因
鉄欠乏性貧血小球性低色素性月経、消化管出血、偏食、需要増大
ビタミンB12巨赤芽球性貧血(悪性貧血)大球性正色素性内因子欠乏、胃全摘
葉酸巨赤芽球性貧血大球性正色素性偏食、アルコール中毒、需要増大
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