第10章 血液・造血器疾患 / A. 赤血球疾患
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Question
問題 944 子宮筋腫でみられないのはどれか。
  1. 1貧血不正解
  2. 2皮膚色素沈着正解!
  3. 3排尿困難不正解
  4. 4不妊不正解
Explanation
解説
1. [誤り]子宮筋腫は過多月経や不正性器出血を起こしやすく、慢性的な出血により鉄の喪失が続くと鉄欠乏性貧血をきたす。特に粘膜下筋腫では子宮内膜面積が増大するため、月経血量が増加し貧血の原因となる。
2. [正解]皮膚色素沈着は子宮筋腫の典型的な症状ではない。子宮筋腫は子宮平滑筋由来の良性腫瘍で、主な症状は過多月経・不正出血による貧血、腫瘤による圧迫症状、不妊である。皮膚色素沈着はアジソン病(副腎皮質機能低下症)やヘモクロマトーシスなどで認められる所見である。
3. [誤り]漿膜下筋腫が子宮前壁に発生し増大すると、前方にある膀胱を圧迫し排尿困難や頻尿を生じることがある。また、後壁の筋腫が増大すると直腸を圧迫し便秘を来すこともある。
4. [誤り]粘膜下筋腫による子宮内腔の変形や、筋腫による卵管口の閉塞により、着床障害や受精障害を来して不妊の原因となることがある。また、筋腫の存在により子宮内膜の血流が悪化することも不妊の一因となる。
Key Points
ポイント
  • 子宮筋腫の主症状は過多月経・不正出血、圧迫症状、不妊の3つである。
  • 過多月経による慢性失血は鉄欠乏性貧血の主要な原因の一つである。
  • 筋腫の発生部位(粘膜下・筋層内・漿膜下)により症状が異なる。
  • 皮膚色素沈着は子宮筋腫の症状ではなく、内分泌疾患や代謝疾患で認められる。
  • 重要用語: 子宮筋腫, 過多月経, 鉄欠乏性貧血, 圧迫症状, 不妊 を正確に理解しておくこと。
筋腫の発生部位頻度主な症状
粘膜下筋腫約10%過多月経、不正出血、貧血
筋層内筋腫約70%月経痛、過多月経
漿膜下筋腫約20%圧迫症状(排尿困難、便秘)
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