1. [誤り]子宮筋腫は過多月経や不正性器出血を起こしやすく、慢性的な出血により鉄の喪失が続くと鉄欠乏性貧血をきたす。特に粘膜下筋腫では子宮内膜面積が増大するため、月経血量が増加し貧血の原因となる。
2. [正解]皮膚色素沈着は子宮筋腫の典型的な症状ではない。子宮筋腫は子宮平滑筋由来の良性腫瘍で、主な症状は過多月経・不正出血による貧血、腫瘤による圧迫症状、不妊である。皮膚色素沈着はアジソン病(副腎皮質機能低下症)やヘモクロマトーシスなどで認められる所見である。
3. [誤り]漿膜下筋腫が子宮前壁に発生し増大すると、前方にある膀胱を圧迫し排尿困難や頻尿を生じることがある。また、後壁の筋腫が増大すると直腸を圧迫し便秘を来すこともある。
4. [誤り]粘膜下筋腫による子宮内腔の変形や、筋腫による卵管口の閉塞により、着床障害や受精障害を来して不妊の原因となることがある。また、筋腫の存在により子宮内膜の血流が悪化することも不妊の一因となる。