1. [誤り]被殻は高血圧性脳出血の最好発部位であり、全脳出血の約40%を占める。中大脳動脈から分枝するレンズ核線条体動脈(外側線条体動脈)の破綻が原因である。対側の片麻痺、感覚障害、同名半盲、病巣側への共同偏視などの症状がみられる。
2. [誤り]視床は脳出血の好発部位の一つであり、全脳出血の約30%を占める。後大脳動脈から分枝する視床膝状体動脈や視床穿通動脈の破綻が原因である。対側の感覚障害が主症状であり、両眼の内下方偏視が特徴的である。
3. [正解]前頭葉は高血圧性脳出血の好発部位ではない。高血圧性脳出血の好発部位は被殻(約40%)、視床(約30%)、皮質下(約10%)、小脳(約10%)、橋(約10%)であり、前頭葉は好発部位として通常挙げられない。皮質下出血は高血圧性よりも脳アミロイドアンギオパチーなどが原因となることが多い。
4. [誤り]小脳は脳出血の好発部位の一つであり、全脳出血の約10%を占める。上小脳動脈の分枝の破綻が原因である。突然の後頭部痛、めまい、嘔吐、歩行障害が主症状であり、血腫が大きい場合は脳幹圧迫により意識障害をきたし緊急手術の適応となる。