1. [誤り]頚動脈洞圧迫試験(頸動脈洞マッサージ)は迷走神経反射を利用した自律神経機能検査である。頚動脈洞を圧迫すると迷走神経が刺激され、心拍数の低下や血圧の下降が起こる。この反応の程度から自律神経(副交感神経)の機能を評価する。
2. [正解]ウェーバー試験(Weber test)は振動する音叉を頭頂部正中に置き、音の偏りを調べる聴力検査であり、伝音難聴と感音難聴の鑑別に用いられる。自律神経機能とは全く関係のない耳鼻咽喉科領域の検査であり、自律神経機能検査には含まれない。
3. [誤り]体位変換試験(シェロングテスト)は安静臥位から起立した際の血圧と脈拍の変動を測定し、起立性低血圧の有無から自律神経(交感神経)の機能を評価する検査である。自律神経機能検査の代表的な方法の一つである。
4. [誤り]寒冷昇圧試験は手を冷水(4℃)に浸した際の血圧反応を測定し、交感神経の反応性を評価する検査である。正常では交感神経の活性化により血圧が上昇するが、自律神経障害があると血圧上昇反応が減弱する。