第09章 循環器疾患 / D. 血圧異常
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Question
問題 923 自律神経障害の症状はどれか。
  1. 1起立性低血圧正解!
  2. 2不随意運動不正解
  3. 3けいれん不正解
  4. 4知覚障害不正解
Explanation
解説
1. [正解]起立性低血圧は自律神経障害の代表的な症状である。正常では起立時に交感神経が反射的に活性化され、末梢血管の収縮と心拍数の増加により血圧が維持される。自律神経障害ではこの圧受容体反射が障害されるため、起立時に血圧が低下し、立ちくらみ、めまい、失神が出現する。糖尿病性自律神経障害やパーキンソン病でもみられる。
2. [誤り]不随意運動は錐体外路系(大脳基底核)の障害による症状である。パーキンソン病の安静時振戦、ハンチントン病の舞踏運動、アテトーゼなどが代表的であり、自律神経障害の症状ではなく体性運動神経系の異常に分類される。
3. [誤り]けいれんは大脳皮質の異常な電気的興奮による症状であり、てんかん発作などでみられる。中枢神経系の異常興奮に由来するものであり、自律神経障害の症状ではない。
4. [誤り]知覚障害は末梢神経、脊髄後索、脳幹、大脳の感覚伝導路の障害による症状であり、体性感覚神経系の異常に分類される。しびれ、疼痛、感覚鈍麻などが含まれるが、これらは自律神経障害ではなく体性神経の障害による症状である。
Key Points
ポイント
  • 自律神経障害の主な症状:起立性低血圧、発汗異常、瞳孔異常、排尿障害、消化管運動障害、性機能障害など。これらは交感神経・副交感神経の機能異常による症状である。
  • 自律神経機能検査:起立試験、発汗テスト、瞳孔反射検査などがある。起立試験では収縮期血圧が20mmHg以上、または拡張期血圧が10mmHg以上低下する場合を起立性低血圧とする。
  • 重要用語: 起立性低血圧, 自律神経障害, 圧受容体反射, 交感神経, 起立試験 を正確に理解しておくこと。
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