1. [誤り]腰部脊柱管狭窄症は加齢に伴う椎体や椎間関節の変性、黄色靭帯の肥厚などにより脊柱管が狭窄する疾患であり、高齢者に多い。60歳以上で有病率が急増し、高齢社会において頻度の高い疾患である。
2. [誤り]間欠跛行(神経性間欠跛行)は腰部脊柱管狭窄症の最も特徴的な症状である。歩行により下肢の痛みやしびれが増強し、休息(特に前屈位)で軽減するのが特徴である。自転車走行では前屈位のため症状が出にくいという点が神経性間欠跛行の特徴的な所見である。
3. [誤り]脊柱管の狭窄は中心部で起こることが多く、馬尾神経が圧迫されるため、両側の下肢に症状(痛み、しびれ、脱力)が出現することが多い。会陰部の感覚障害や膀胱直腸障害を伴うこともある(馬尾症候群)。
4. [正解]腰部脊柱管狭窄症は神経の圧迫による疾患であり、動脈の血流は障害されないため足背動脈の拍動は正常に保たれる。足背動脈拍動の消失・減弱は閉塞性動脈硬化症(ASO)でみられる所見であり、腰部脊柱管狭窄症とASOの鑑別に重要な所見である。