第09章 循環器疾患 / B. 冠動脈疾患
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Question
問題 905 狭心症について正しいのはどれか。
  1. 1心電図ではP 波の変化が特徴である。不正解
  2. 2発作時にはニトログリセリンが有効である。正解!
  3. 3冠攣縮型による狭心症は日中に起こりやすい。不正解
  4. 4不安定狭心症は心筋梗塞へ移行しにくい。不正解
Explanation
解説
1. [誤り]狭心症の心電図変化はST部分の変化が特徴であり、P波の変化ではない。労作性狭心症の発作時には心内膜下虚血によるST低下がみられ、冠攣縮性(異型)狭心症の発作時にはST上昇がみられる。P波は心房の興奮を示す波形であり、狭心症とは無関係である。
2. [正解]狭心症発作時にはニトログリセリンの舌下投与またはスプレー噴射が有効であり、冠動脈を拡張させるとともに静脈系の拡張により心臓への前負荷を軽減することで、心筋虚血が速やかに改善される。ニトログリセリンは狭心症の発作時治療の第一選択薬である。
3. [誤り]冠攣縮型(異型)狭心症は冠血管の攣縮(スパズム)により生じ、主に夜中から明け方にかけての安静時に発症する。日中の活動時に起こりやすいのではなく、安静時に起こりやすい点が労作性狭心症との違いである。
4. [誤り]不安定狭心症は急性冠症候群に含まれ、心筋梗塞に移行するリスクが高い病態である。脂質性プラークの破裂を契機とした血栓形成が進行すれば冠動脈の完全閉塞(心筋梗塞)に至る危険がある。最初の症状出現後1ヵ月以内の狭心症や、発作の頻度・強度・持続時間が増している場合は要注意である。
Key Points
ポイント
  • 狭心症の発作時治療はニトログリセリン(舌下投与)が第一選択。心電図変化はST部分の変化(ST低下またはST上昇)が特徴であり、P波変化ではない。
  • 不安定狭心症は心筋梗塞への移行リスクが高く「移行しにくい」は誤り。冠攣縮性狭心症は夜間〜早朝に好発し「日中に起こりやすい」は誤り。
  • 重要用語: ニトログリセリン, ST変化, 冠攣縮性狭心症, 不安定狭心症, 急性冠症候群 を正確に理解しておくこと。
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