第09章 循環器疾患 / B. 冠動脈疾患
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Question
問題 899 循環器疾患の主要症状で誤っている組合せはどれか。
  1. 1心臓喘息 ― 泡沫性血痕不正解
  2. 2狭心症 ― 胸骨下絞扼感不正解
  3. 3左心不全 ― 肝腫大正解!
  4. 4右心不全 ― 静脈怒張不正解
Explanation
解説
1. [誤り]この組合せは正しい。心臓喘息は左心不全による肺うっ血が高度になった状態で、気管支喘息と同様の喘鳴が出現する。さらに進行するとピンク色泡沫状の痰(泡沫性血痰)を喀出するようになる。左心不全の重症化を示す重要な所見である。
2. [誤り]この組合せは正しい。狭心症では冠動脈狭窄による一過性の心筋虚血で胸骨下の絞扼感(締めつけられるような圧迫感)が典型的な症状として出現する。前胸部中心の万力で押されたような重圧感として自覚される。
3. [正解]**正しい(誤った組合せ)。** 肝腫大は左心不全ではなく右心不全の症状である。右心不全では右心室のポンプ機能低下により体循環系がうっ血し、肝静脈のうっ血から肝腫大(うっ血肝)が生じる。左心不全の症状は肺循環のうっ血による呼吸困難、起座呼吸、心臓喘息、ピンク色泡沫状痰である。
4. [誤り]この組合せは正しい。右心不全では体循環系のうっ血により頸静脈怒張がみられる。右房圧の上昇が上大静脈を介して頸静脈にも伝わり、頸静脈が拡張して怒張する。下肢浮腫、肝腫大とともに右心不全の代表的所見である。
Key Points
ポイント
  • 左心不全=肺循環うっ血(呼吸困難・心臓喘息・泡沫性血痰)、右心不全=体循環うっ血(肝腫大・静脈怒張・下肢浮腫)。肝腫大を左心不全の症状と間違えないこと。
  • 循環器疾患の症状と疾患の組合せ問題は頻出であり、正確な対応関係を覚えることが重要。
  • 重要用語: 肝腫大, 右心不全, 左心不全, 心臓喘息, 頸静脈怒張 を正確に理解しておくこと。
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