1. [誤り]急性心筋梗塞では心筋細胞の壊死により細胞内の酵素が血中に逸脱するため、GOT(AST)は上昇する。GOTは発症後6〜12時間で上昇し始める。他にもCK(4〜6時間)、ミオグロビン(1〜4時間)、トロポニンT(3〜12時間)、LDHなどの心筋逸脱酵素も上昇する。
2. [誤り]急性心筋梗塞では心筋壊死に伴う炎症反応や壊死組織の吸収熱として、37〜38度程度の軽度から中等度の発熱がみられる。発熱は心筋壊死の範囲を反映し、広範囲の梗塞ほど高熱・持続期間が長い傾向がある。
3. [正解]**正しい(誤った所見)。** 急性心筋梗塞では心筋壊死に対する炎症反応として白血球は増加(白血球増多)する。白血球減少ではなく白血球増多が正しい所見であり、「白血球減少」は急性心筋梗塞の所見として誤りである。白血球増多は発症後数時間以内に出現し、通常は数日で正常化する。
4. [誤り]急性心筋梗塞では心筋壊死による炎症反応を反映して赤沈(赤血球沈降速度)は促進する。白血球増多の後に赤沈促進がみられるのが特徴的な時間経過である。CRP上昇もみられる。