1. [正解]心室細動(VF)はAED(自動体外式除細動器)による除細動の適応となる最も重要な不整脈である。心室細動では心室筋が無秩序に興奮し、心臓のポンプ機能が完全に失われるため、速やかに電気的除細動を行わなければ死亡する。1分遅れるごとに生存率が7〜10%低下するため、早期の除細動が救命の鍵となる。無脈性心室頻拍もAEDの適応である。
2. [誤り]心房細動は心房が無秩序に興奮する不整脈であるが、心室の収縮は維持されるため即座に生命を脅かす不整脈ではない。治療は薬物療法(抗凝固薬、心拍数コントロール薬、抗不整脈薬)が中心であり、医療機関での電気的除細動(直流通電)は選択肢だが、AEDの適応ではない。
3. [誤り]心室性期外収縮は心室から発生する早期収縮であり、単発であれば通常は治療を要さない良性の不整脈である。頻発する場合や連発する場合は経過観察が必要だが、AEDによる除細動の適応にはならない。
4. [誤り]上室性期外収縮は心房や房室接合部から発生する早期収縮であり、健常者にもみられる最も予後良好な不整脈である。治療を要さないことがほとんどであり、AEDの適応には全くならない。