第09章 循環器疾患 / A. 心臓疾患
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Question
問題 887 AEDによる除細動の適応となる不整脈はどれか。
  1. 1心室細動正解!
  2. 2心房細動不正解
  3. 3心室性期外収縮不正解
  4. 4上室性期外収縮不正解
Explanation
解説
1. [正解]心室細動(VF)はAED(自動体外式除細動器)による除細動の適応となる最も重要な不整脈である。心室細動では心室筋が無秩序に興奮し、心臓のポンプ機能が完全に失われるため、速やかに電気的除細動を行わなければ死亡する。1分遅れるごとに生存率が7〜10%低下するため、早期の除細動が救命の鍵となる。無脈性心室頻拍もAEDの適応である。
2. [誤り]心房細動は心房が無秩序に興奮する不整脈であるが、心室の収縮は維持されるため即座に生命を脅かす不整脈ではない。治療は薬物療法(抗凝固薬、心拍数コントロール薬、抗不整脈薬)が中心であり、医療機関での電気的除細動(直流通電)は選択肢だが、AEDの適応ではない。
3. [誤り]心室性期外収縮は心室から発生する早期収縮であり、単発であれば通常は治療を要さない良性の不整脈である。頻発する場合や連発する場合は経過観察が必要だが、AEDによる除細動の適応にはならない。
4. [誤り]上室性期外収縮は心房や房室接合部から発生する早期収縮であり、健常者にもみられる最も予後良好な不整脈である。治療を要さないことがほとんどであり、AEDの適応には全くならない。
Key Points
ポイント
  • AEDの適応となる不整脈は「心室細動」と「無脈性心室頻拍」の2つである。これらは心停止に至る致死的不整脈であり、胸骨圧迫(心臓マッサージ)とAEDによる早期除細動が救命の柱となる。
  • 心房細動と心室細動は名称が似ているが、心房細動は致死的ではなくAEDの適応にならない。心室細動は致死的でありAEDが必須である。
  • 重要用語: AED, 心室細動, 無脈性心室頻拍, 除細動, 早期除細動 を正確に理解しておくこと。
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