1. [誤り]肥大型心筋症は心筋のサルコメア蛋白をコードする遺伝子の変異による遺伝性疾患(常染色体優性遺伝が多い)である。心室中隔の非対称性肥厚を特徴とし、生活習慣とは直接的な関連は薄い。
2. [誤り]僧帽弁閉鎖不全症はリウマチ熱の後遺症、腱索断裂、感染性心内膜炎、弁の粘液腫様変性などが原因で生じる弁膜症である。生活習慣が直接の発症原因となるものではなく、弁構造自体の器質的異常が本態である。
3. [誤り]心室中隔欠損症は左右の心室を隔てる心室中隔に欠損孔がある先天性心疾患であり、先天性心疾患のなかで最も頻度が高い。胎生期の心室中隔形成過程の異常によるものであり、生活習慣とは関連しない。
4. [正解]急性心筋梗塞は冠動脈内の脂質性プラークの破裂と血栓形成による冠血流途絶が原因であり、その基盤となる動脈硬化の進行には生活習慣が大きく関与する。危険因子として高血圧、高脂血症(高LDL・低HDL)、糖尿病、肥満、喫煙、ストレス、運動不足、アルコール多飲などが挙げられ、いずれも生活習慣と密接に関連している。