第09章 循環器疾患 / A. 心臓疾患
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Question
問題 853 心電図では診断できない病態はどれか。
  1. 1心房細動不正解
  2. 2心臓弁膜症正解!
  3. 3期外収縮不正解
  4. 4狭心症不正解
Explanation
解説
1. [誤り]正しい(心電図で診断できる)。心房細動は心電図でP波の消失、f波(細動波)の出現、R-R間隔の不整という特徴的な所見として描出され、心電図のみで確定診断が可能である。
2. [正解]**誤り(心電図では診断できない)。** 心臓弁膜症は弁の形態異常(狭窄や閉鎖不全)であり、心電図だけでは確定診断できない。心電図では二次的な心房・心室の負荷所見(左房拡大、左室肥大など)がみられることはあるが、弁膜症そのものの診断には心エコー検査(超音波検査)が最も有用であり、弁の形態異常や逆流・狭窄を直接評価できる。
3. [誤り]正しい(心電図で診断できる)。期外収縮は心電図で正常心拍より早期に出現する異常波形として明瞭に描出され、心電図のみで診断可能である。上室性期外収縮と心室性期外収縮の鑑別も心電図のQRS波形により可能である。
4. [誤り]正しい(心電図で診断できる)。狭心症は心電図で発作時の心内膜下虚血ではST低下を認め、冠攣縮性の発作時ではST上昇を認める。運動負荷心電図によりST低下出現の有無を確認することで狭心症の診断が可能である。安静時心電図では異常がなくても、発作時や負荷時の心電図が診断に有用である。
Key Points
ポイント
  • 心臓弁膜症の確定診断には心エコー検査が必須であり、心電図では二次的変化しか分からない。
  • 心房細動は心電図でP波消失・f波・R-R間隔不整として特徴的に診断できる。
  • 期外収縮は心電図で早期出現する異常波形として直接診断可能である。
  • 狭心症は発作時・負荷時の心電図でST変化として診断できる。
  • 重要用語: 心臓弁膜症, 心エコー検査, 心電図, 心房細動, ST変化 を正確に理解しておくこと。
病態心電図所見確定診断法
心房細動P波消失、f波、R-R不整心電図
期外収縮早期異常波形心電図
狭心症ST低下/上昇(発作時・負荷時)心電図、冠動脈造影
心臓弁膜症二次的負荷所見のみ心エコー検査
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