1. [誤り]拡張型心筋症の多くは原因不明の特発性(原因不明)である。一部にウイルス感染後の心筋炎、自己免疫機序、遺伝的要因(家族性)などの関与が示唆されているが、大半は原因が明らかでない。
2. [誤り]胸部X線写真では著明な心拡大(心胸比50%以上、しばしば60%以上)と両側肺門部の浸潤影(肺うっ血所見)が認められ、拡張型心筋症の診断に有用である。心臓は全体的に拡大し、球状を呈する。
3. [正解]拡張型心筋症の心電図には特徴的(特異的)な所見はない。非特異的なST-T変化、心房細動などの不整脈、左室肥大所見などがみられるが、これらは拡張型心筋症に特有のものではなく、他の心疾患でもみられる。
4. [誤り]心筋生検は心筋組織を直接採取して病理学的に評価する検査であり、心筋細胞の変性・壊死・線維化などの組織学的変化を確認できる。拡張型心筋症と他の心筋症(肥大型心筋症など)や心筋炎との鑑別診断に有用であり、確定診断の決め手となる。